第328号 城山の桜と枝椿 |
まだ、チラホラとしか咲いていませんが、満開になると綺麗でしょうね~。
頂上の山桜は、満開でした。お城山を歩く時は、会う人に「おはようございます」、「こんにちは」と、行き交う度に挨拶するのがエチケットです。
今日は、初めて会った老紳士に話しかけられ、立ち話に花が咲きました。
老紳士は姿勢がよく、お洒落で声に張りがあって、とても87歳には見えません。老紳士の生活は規則正しく健康的で、お城山を歩くのは「奇数日の
11時20分~30分の間」と決めているそうです。その時間は、一番人が少なく、孤独の時間を大切に出来るからだそうです。「人とのふれあいも好きだけれど、一人の時間も大切にしたいからね・・・。」と、粋なせりふをはかれます。
互いに握手をして別れましたが、「またお会いしたいなぁ~!」と思う素敵な方でした。
季節が変わり、椿の花も見納めです。
左の写真は椿の木ですが、右の写真は落ちた椿の花を別の枝に差しています。花が少ない冬の時期に、ウォーキングしている方が落ちた椿の花を拾い集めて、木の枝に差している姿を見かけました。何とも奥ゆかく、思いやりのある姿を見て、私は心温かくなって「枝椿」と名付けました。
それ以来、お城山の「枝椿」を見ることが私の楽しみになっています。
(注):山桜のピンクの文字をクリックすると、第324号にスキップします。