第324号 山桜 |
私は雨が降らないうちに、お城山まで歩きました。山道の上り口に入ると、空気が澄みわたってきます。暫く歩くと、「ホーホケキョー」と鶯の鳴き声が聴こえてきました。
「お城山には、野生の鹿がいるよ!」と聞いたので、「もしかすると鹿に出会えるかも・・・」と期待しながら、歩調も軽快です。
お城山の桜は蕾が膨らみ、もうすぐ開花しそうです。「楽しみだなぁ~」と思いながら頂上の広場を歩いていると、ピンクの花を咲かせている木を見つけました。「梅かなぁ~」と思って近づいてみると、どう見ても「桜の花」です。7分咲きといったところでしょうか。不思議なことに、花が咲いているのに葉が出ています・・・。
インターネットで調べてみると、「山桜」は花と葉が同時に開くそうです。桜はバラ科のサクラ属の植物です。バラ科の植物は多く、「イチゴ、びわ、りんご」もバラ科です。
鹿には出会えませんでしたが、一足先に春の代名詞の「鶯の声」と、「桜の花」を鑑賞することができました。
風流ですね~!